不動産売却相談室

Vol.9「新発田市、阿賀野市の不動産売却状況・相場について教えてください」

新発田市・阿賀野市の不動産売却状況・相場

新潟市中心部から車で30分ほどとアクセスがいい新発田市と阿賀野市。少し足を延ばせば海や山があり、休日をアクティブに過ごしたい方には最適な住環境が整っています。

今回は、年間600件以上の不動産取引を取り扱っている越後ホームズが、新潟市からも程近い新発田市・阿賀野市の不動産取引に関する最新情報をお届けします。

新発田市・阿賀野市の土地価格相場は20年下落傾向

国土交通省が発表した2022年土地価格相場によると、新発田市の最新基準地価は平均2万4445円/m2、坪単価では平均8万0811円/坪。前年からの変動率は-0.99%。

阿賀野市では、最新基準地価が平均1万3513円/ m2、坪単価は平均4万4673円/坪。前年からの変動率は-1.30%と、どちらのエリアも下落傾向にあることが分かりました。

各市の基準地価の下落は今に始まったことではなく、90年代後半から20年以上連続して続いていることが統計データから読み取れます。

2013年から導入された日本銀行による異次元緩和政策の影響で住宅ローンの金利が下がり、ここ数年は全国的に不動産市場が大きく上昇してきました。しかし2022年現在、金利の上昇が始まりつつあります。人口減少に農地の宅地化、さらには住宅ローンの金利上昇が重なり、新潟市の一部エリアを除き、新潟県内全域で基準地価の下落が続いている状況です。

金利が1%上昇すると、不動産価格は15〜20%下落すると言われています。土地価格相場が下落し続けている今、不動産売却を検討している方にとっては「今が売りどき」。さらに価格が下がる前に、できるだけ高値で売却する方が得策といえるでしょう。

新潟県新発田市の不動産取引傾向をご案内します

「日本100名城」の一つ、新発田城が残る歴史ある町・新発田市。新発田駅周辺には城下町らしい風情ある町並みが広がり、エメラルドグリーンに輝く「美人の湯」が人気の月岡温泉には県内外から多くの観光客が訪れます。

しかし、新発田市内の住宅地は持続的な経済成長を目指した経済政策・アベノミクス開始以降、過去9年間で9.9%も地価が下落しました。

2021年から2022年の公示地価については、住宅地は前年比で0.7%のマイナス、商業地は1.2%のマイナスとなっています。

西新発田駅周辺は下落率が低く安定

地価下落が著しい新発田駅周辺とは対照的に、西新発田駅周辺は地価が一部上昇しています。こちらはバイパス沿いのエリアで、商業施設が多数点在しているエリア。細道が多い新発田駅周辺よりも車で移動しやすく、買い物に困らない西新発田駅周辺の方が需要は高いようです。

新発田市内の地区で最も高価格なのは西新発田(3万8285円/m2)、最も低価格なのは加治(6650円/m2)となります。

新発田市のエリア地価ランキング

順位

エリア

地価平均

坪単価平均

変動率

1位

西新発田

3万8285円/m2

12万6564円/坪

+0.03%

2位

新発田駅

3万5955円/m2

11万8862円/坪

-0.47%

3位

月岡

1万6740円/m2

5万5338円/坪

-1.41%

4位

佐々木

1万3320円/m2

4万4033円/坪

-0.22%

5位

中浦

1万1550円/m2

3万8181円/坪

-1.62%

6位

金塚

1万0850円/m2

3万5867円/坪

-2.24%

7位

黒山

1万0650円/m2

3万5206円/坪

+0.33%

8位

加治

6650円/m2

2万1983円/坪

-1.83%

出典:土地代データ

新潟県阿賀野市の不動産取引傾向をご案内します

新発田市同様、県都・新潟市に隣接する阿賀野市。市内には電車やバスも走っていますが、市民の主な移動手段は車。阿賀野市と新潟市を結ぶ国道49号水原バイパスも開通間近(2022年12月一部開通)となり、今まで以上に利便性が上がると予想されます。 

公園や自然が充実!子育てにちょうどいい水原エリアが人気

市全体の地価ランキングでは、水原駅周辺がランキング上位をほぼ独占する人気エリアとなっています。

阿賀野市のエリア地価ランキング

順位

エリア

地価平均

坪単価平均

変動率

1位

水原

2万1631円/m2

7万1508円/坪

-1.18%

2位

保田

1万9075円/m2

6万3057円/坪

-1.02%

3位

京ケ瀬

1万3625円/m2

4万5041円/坪

-1.02%

4位

神山

5465円/m2

1万8066円/坪

-0.15%

出典:土地代データ

阿賀野市で最も高価格となったのは水原(2万1631円/m2)。一方、最も低価格なのは神山(5465円/m2)。水原駅に近いほど、地価平均が上昇していることが分かります。

2位は新潟県酪農発祥の地として知られる保田。3位は2022年に「道の駅あがの」がオープンしたばかりの京ケ瀬でした。

白鳥の渡来地・瓢湖や五頭山など、自然豊かな環境は子育て世帯から支持されています。田園の中の遊園地「サントピアワールド」をはじめ、思い切り体を動かせる大きな公園も充実。遠出しなくても親子で遊べるスポットが豊富にあるので、20〜40代のファミリー層で不動産を探している方にはおすすめです。

新潟で不動産売却を考えるなら越後ホームズに相談を

今回は新潟市に隣接する新発田市、阿賀野市の不動産取引傾向をお届けしました。

隣り合う二つの市は、同じくらい新潟市へのアクセスが良く、それぞれに異なる歴史・食文化・伝統工芸品が今なお受け継がれています。地価は下落傾向ですが、住み心地の良さから都市部を離れ、郊外への移住を希望する人も少なくありません。持て余している住宅や土地をお持ちの場合は不動産売却を検討してみてはいかがでしょうか。

不動産売却は一生に一度あるかないかという大きな決断。不動産の売り時を事前にチェックすることで、後悔しない選択をしましょう。

土地の活用方法に悩んでいる方や不動産売却を検討している方は、どうぞお気軽にご相談ください。

▼不動産のご相談はこちら
https://www.echigohomes.com/assessment/