不動産売却相談室

Vol.11「長岡市の不動産売却状況・相場について教えてください」

Vol.11「長岡市の不動産売却状況・相場について教えてください」

日本三大花火大会の一つ「長岡まつり大花火大会」の舞台として全国的に知られる新潟県長岡市。上越新幹線が停車するJR長岡駅を中心に商業施設が立ち並び、海と山に挟まれた市街中央には日本一の河川・信濃川が流れます。

今回は、年間600件以上の不動産取引を取り扱っている越後ホームズが、都市と自然が融合した暮らしやすい街・長岡市の不動産取引に関する最新情報をお届けします。

新潟県長岡市の不動産売却は「今」がベストタイミングです

国土交通省が発表した2022年土地価格相場によると、長岡市の最新基準地価は平均3万8830円/㎡、坪単価では平均12万8363円/坪。前年からの変動率は-1.13%。新潟県内の市町村別地価ランキングでは、新潟市に次ぎ堂々の第2位を獲得しています。

最も基準地価が高価格なのは長岡駅周辺でしたが、2012年から始まった経済政策「アベノミクス」以降、住宅地・商業地共に地価の下落が止まりません。2019年には長岡駅前で31年間営業してきた「イトーヨーカドー丸大長岡店」が閉店し、駅近の商業施設ほどその影響は大きく出ているように感じられます。

また、この先10年間で長岡市の人口減少はさらに加速すると予測され、2020年〜2030年までに総人口は2.1万人減少。その内、新居を建てる夫婦の平均世代となる30〜40代の人口は1.3万人も減少する見通しです。

住宅ローン金利の上昇が続いていることも考慮すると、今のうちに売買取引を進めるのが得策といえるでしょう。

新潟県長岡市の不動産取引傾向をご案内します

新潟県内でも独自の歴史と文化が色濃く残る長岡市には、グルメ・地酒・名所など唯一無二の魅力が満載。なかでも、日本酒の酒蔵数は県内一を誇り、季節ごとに参加型のイベントも開催されています。最近ではクラフトビールやワインも登場し、メイドイン長岡の味わいが楽しまれています。

ほかにも、火焔土器が発掘された街、日本一の大花火の街、河井継之助や山本五十六といった多くの偉人を輩出した街…など多彩な一面を持っているのも長岡市の魅力。週末には「道の駅 ながおか花火館」や偉人たちの記念館を目当てに、県内外から観光客が訪れます。

そんな魅力たっぷりの長岡市ですが、最新公示地価は平均4万6149円/㎡(2022年)、坪単価は平均15万2561円/坪。前年からの変動率は-0.99%と下落しており、1996年以降連続での下落となっています。

JR長岡駅周辺が人気!郊外での暮らしを選ぶ人も増加傾向

長岡市内で最も地価が高価格だったのはJR長岡駅(8万4878円/㎡)、一方最も低価格なのは山古志(1430円/㎡)でした。

人気が高い長岡駅周辺でも地価の下落が進む一方、「イオン長岡店」をはじめ、多くの商業施設が立ち並ぶ長岡市西エリア(古正寺・千秋など信濃川よりも西側)では公示地価が安定している土地もあります。統計データからも、近年では駅近よりも車移動に便利な郊外を選択する人が増えてきていることが分かります。

第3位にランクインしているJR宮内駅周辺は「発酵・醸造のまち摂田屋」と呼ばれ、日本酒や味噌、しょう油の蔵元が立ち並ぶ観光スポット。2022年には、長岡市民御用達の菓子店「江口だんご」摂田屋店をオープンしたことでも話題になり、注目のエリアになっています。

長岡市のエリア地価ランキング

順位

エリア

地価平均

坪単価平均

変動率

1位

長岡駅

8万4878円/㎡

28万0588円/坪

-1.11%

2位

北長岡

4万5100円/㎡

14万9090円/坪

-0.50%

3位

宮内

4万4637円/㎡

14万7561円/坪

-0.85%

4位

見附駅

3万0147円/㎡

9万9659円/坪

-1.15%

5位

前川

2万8700円/㎡

9万4876円/坪

-0.74%

出典:土地代データ

交通・医療・教育の環境が整備された街づくりが魅力

長岡市は、電車やバス、新幹線が通っており、交通の便が非常に良いのも特徴です。上越新幹線は東京まで1時間40分ほど、新潟市には20分ほどで到着できます。長岡市内を移動するなら市内循環バスという選択肢もあります。

また、長岡市は長岡技術科学大学、長岡造形大学、長岡大学、長岡崇徳大学、長岡工業高等専門学校という、芸術分野から医療、経済・産業分野、最先端工学分野まで網羅する4大学1高専を擁します。さらに、中越地方の医療の中核を担う「長岡赤十字病院」があり、地域医療に深く貢献しています。各学校前や病院前にもバスが停まるため、若者から高齢者まで、車の免許を持っていない方でも安心して暮らせる街だといえるでしょう。

長岡市のエリア地価ランキングでは、長岡駅周辺・北長岡・宮内といった駅のあるエリアが上位を占める結果となっています。高速道路のICが複数あり、長岡バイパスを利用すれば市内をスムーズに移動できるため車移動も非常に便利ですが、地価ランキングには電車・バスのアクセスの良さが影響しているように感じられます。

新潟県長岡市は「住みやすい街」第4位

 2022年4月に発表された「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞 in 北陸」では、住宅や不動産の専門家が参画する選定委員会による公平な審査のもと、福井県、石川県、富山県の市町村を抑え、長岡市が第4位に選ばれました。

このランキングで評価されたのは、JR長岡駅を中心とした街全体の交通アクセスの良さと、偉人たちの教えを継承したまちづくりの指針「米百俵の精神」です。

地価下落が著しい長岡駅周辺ですが、人づくりと産業振興を支える地方創生の拠点として「米百俵プレイス ミライエ長岡」の整備が進行しています。2023年以降、図書館やイベントスペース、カフェが順次オープンし、新たなにぎわいスポットが誕生する予定です。

気になる行政の取り組みはこれだけではありません。「ベビーファースト」を掲げ、街全体で子育てを応援しようと官民連携している点も子育て世帯にとって大きな魅力です。JR長岡駅から車で10分ほどの場所にある「子育ての駅 千秋(てくてく)」は、子育て支援施設と自由に遊べる公園が一体化した全国初の子育て応援施設。保育士が常駐しているのでいつでも気軽に子育て相談ができ、降雪が気になる冬季でも安心して遊ぶことができます。

さらに、広大な敷地とバラエティー豊富な遊具が人気の「国営越後丘陵公園」には、季節の花々が咲き誇る花の丘やばら園もあり、訪れるたびに違う表情を楽しめます。冬はスキー、春にはトレイルランニングなど、スポーツイベントも充実しているので、小さな子どもから大人まで一緒になって体を動かすことができます。

多くの地域同様、人口減少という課題を抱えている長岡市ですが、若い世代にも支持される街を目指してさまざまな取り組みを実施しています。豊かな自然の中で四季の魅力を体感しながら暮らすことができるので、子育て世帯や都市部からの移住者にはぴったりの地域なのではないでしょうか。

新潟で不動産売却を考えるなら越後ホームズに相談を

今回は新潟県第二の都市・長岡市の不動産取引傾向をお届けしました。おいしいもの、楽しいことがたくさん詰まった長岡市は住むほどに新しい一面を発見できる魅力あふれるエリア。関東圏とのアクセスがいいことからUターンやIターンで移住を決意する人も増えています。

越後ホームズでは、不動産買取15年以上の経験と豊富な実績をもとに幅広いお悩みを解決に導いてきました。長岡市で土地の活用方法に悩んでいる方や不動産売却を検討している方は、金利の値上げが進む前にお持ちの不動産を売却してはいかがでしょうか?

不動産売買のスペシャリストがお客様のご要望に合った提案をさせていただきます。どうぞお気軽にご相談ください。

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